株トムシ

こんな時代だから将来のために株を始めてみては?

どうなる?日経平均8月相場。普通に考えれば下げ目線・・・

日経平均8月相場。過去10年ほどの8月の相場を見てみますと8月に株価が上昇したのは3回しかありません。2012年の1.6%上昇、2016年の1.9%上昇、2018年の1.3%上昇です。対して、下げは7回。特に2011年の米国債格下げで-8.9%、2015年の人民元切り下げで-8.2%と下落となると大きな下落となります。

 

8月の日経平均相場に与えるインパクトの強いスケジュールとしては、8/7に国内決算がピークとなりまた米国7月雇用統計の発表。8/10より国内市場の休場。8/17には4~6月期GDPの1次速報があります。8月後半に予定されていた米国党大会は中止のようですね。予定としては、8月の後半は大きな売買材料が乏しい状況です。

 

さらに、8月は夏枯れなどといわれ薄商いとなる傾向があります。過去20年のデーターを見ましても1日当たりの平均売買代金では1年で一番低いのが8月です。

 

今年はコロナの影響もありますが、普通に考えれば8月の日経平均は下げ目線となります。

 

では、どの程度まで落ち込むのか?

 

コロナで株価が暴落した3/19の日経平均が16552円。その後、上昇し6/8には23178となりますが、その後は揉み合い。16552~23178の3分の1押しが20969円。ですので、その20969円あたりが意識されてくるのではと予想されます。

 

また、日経平均と株価純資産倍率(PBR)を見るとリーマンショックの時のPBRが0.81倍まで売られており、コロナショックの3/19、16552円はその時とほぼ同水準まで売られ、その後、上昇しています。

 

また、コロナ後の日経平均の上昇6/8の23178円が2008年の金融危機直後の戻り水準PBR1.13倍とほぼ重なり、そこからやや下げ揉み合いとなっております。

 

2018年の日経平均を見てもPBR1倍まで下がると反発する傾向がありますのでPBR1倍の21064円という数字も意識されてくると予想されます。

 

8月の下値のめどは、PBR1倍の21064円。その下は3分の1押しの20969円。この辺りの数字を意識した方がよさそうです。