世界の株価、コロナワクチン開発で10月には爆上げか!
世界中でコロナワクチンの開発が急がれております。開発中のワクチンは7月末時点で165種。そのうちの一人26種が治験の段階に入っている状態です。
そんな中、ロシアで開発中のワクチンが8月には承認され10月に大規模な予防接種を始めると発表しました。
ワクチンは、通常ですとフェーズ3までいってから承認されるのですがロシアは特例でフェーズ2の段階で承認。世界初のワクチン投与が10月には開始され、これは当然投資家たちからも大きな注目を集めております。
では、このニュースが飛び込んできてロシアの株価はどうなったのか?
2%ほどの上昇で止まっており様子見状態です。
年内には先進国においてもワクチン投与が開始されると予想されており、恐らくは10月のワクチン投与の様子を見て株価に大きな変化が現れてくると思われます。
テスラ株はなぜ上がる!
テスラは主に電気自動車を販売するアメリカの会社です。
CEOのイーロン・マスクという人が変わった人で人気もあるのですが、それはさておき、このテスラはコロナでいったんは株価を下げたものの急激に株価を上げております。なぜなのでしょう?
実は、今、電気自動車に追い風が吹いているんですね。
①欧州復興基金
欧州では、7500億ユーロ(92兆円ほど)の基金のうち3分の1を電気自動車の普及の補助金として積み増しされる可能性を示唆しております。
②バイデン大統領の勝利となれば
アメリカでトランプ大統領と競っているバイデン大統領候補。この人は、非常に環境を大切に考えており、4年間で2兆ドル(およそ220億円)を環境政策に投資するとしています。おそらくはガソリン車から電気自動車への早期切り替えを促し、金券などを配るのでは?と予想されています。まぁ、これはバイデン勝利となればですが・・・。
③チャデモの普及
なぜ、あなたは電気自動車に乗らないのか?充電時間が長い。充電場所が少ない。これが非常にネックとなっている人も多いはずです。
しかし、チャデモという急速充電企画が登場しました。なんと5分で400キロ走れる。つまり、ガソリン給油なみの時間である程度走れちゃうんですね。
このチャデモは中国で採用が決定されており、世界中に広まっていくと
予想されています。これが広まれば、電気自動車の普及にもかなり追い風となることは間違いないんですね。
そういったことを踏まえて、今、テスラの株が急上昇しているんです。
まぁ、いったんは利益確定売りが入り、株価の伸びも落ち着いてくると思われますが、長期的に見れば電気自動車をメインで製造しているテスラという会社は非常に魅力的に映る人も多いというわけです。
ドル円相場これからどうなる?短期的な動きと長期的な目線
ドル円相場というのは、過去25年ごとに大きくトレンド転換をしてきました。
1945年より1970年までは1ドル=360円と固定相場でしたが、1970年以降は変動制となり一気に円高傾向に進んでいきます。そして、1995年以降になると上下のブレはあるもののほぼ横ばいという推移です。
これは、1945年の終戦より日本は高度経済成長をしてきましたが、固定相場であったため、ドル円の変動はなし。これが1970年に変動となったため、それまでの日本の成長が為替相場に反映されドル安円高へとなっていったのですね。
しかし、バブルの終焉があり、1995年からは横ばいの25年となっていました。
そして、2020年がちょうど、その25年目というわけです。
おおきなトレンド転換があってもおかしくはない年なんですね。
さて、では、今後のドル円はどうなっていくのか?
基本的にFXなど短い期間で取引をする方は、市場参加者の心理やチャートの動きなどの分析が重要となります。
2020年7月ですと7月24日ごろから一気にドル円は下がり、月末に一気に跳ね上がる動きとなっております。
これがどういうことを意味しているのか?ドル円が下がるとGPIFや輸入企業が買いを入れることがあります。個人投資家たちのお金に対して、こういった買いはそれらを一気に食ってしまうほど大きな注文です。時間をかけて下がったドル円が一気に上がる時にはこういった大きな買いが入っていることが多いんですね。さらに、そういった値動きにつられ、個人投資家の利確、損切りも行われますのでさらにドル円の上昇に拍車が掛かったりします。実際、GPIFや輸入企業が買いを入れたかどうかはわからないですけどね。そういった動きには注意が必要です。
このように大きな買いや売りを入れる企業や組織の動きを短期間取引の人たちでは予想する必要があるわけですが、長期的なドル円の動き、つまり、長期投資などを始めようと考えている人、おこなっている人では、国の経済的な力を見る必要があります。
経済成長の要因としては、技術進歩、労働人口、資本が重要となりますが、資本はアメリカも日本も十分にあります。
問題は、技術進歩と労働人口。
圧倒的にこれらで日本はアメリカに後れをとっていますね。
アメリカの特許申請件数だけ見てもアメリカは右肩上がりですが、日本は右肩下がり。
IT分野でもアプリなどのソフト関係はアメリカや中国初の物が多いですよね。
人口では、ご存知の通り日本は人口減。特に今後は高齢化社会で働き盛りの人口割合も減り、技術進歩(イノベーション)も期待が薄い。
しかし、労働人口は機械やコンピューターに頼ればいいという人もいますが、コンピューターは消費をしないんですね。日本のGDPの5割は消費ですのでコンピューターでは消費を埋めてくれない・・・。
ですから、多くの専門家の見解としては、日本とアメリカの国としての経済格差は広がり、円安ドル高傾向となるというのが長期的な予想となっております。
ソニーの株価 大幅上昇の理由
ソニー株はコロナの影響でいったんは値を下げたものの、その後、急上昇に転じています。
なぜ、そこまで株価が上がっているのか?これからソニー株を購入するのはすでに遅いのか?
まず、ソニーというと家電とゲームのイメージがありますね。
実際、その通りでエレクトニクス・プロダクツ・ソリューションというのはいわゆる家電分野でテレビやカメラ、スマホなんかの事業です。あと、やっぱりゲームが大きな比率を占めております。
しかし、投資家たちが注目しているのは、イメージセンシングソリューション。半導体分野。あと、やはりゲームです。
ソニーが手掛ける半導体とはCMOSセンサーです。カメラなどの重要な部品ですね。これがCMOSセンサーの世界で第一位!シェア50%なのです。しかも、2025年にはシェア60%を目指すと発表しております。一眼レフカメラなどの売り上げは低迷しておりますが、スマホのカメラは今や1台に3個もついている!ソニーの儲け頭であり、成長の見込める分野です。
次にゲーム部門では、プレスト5の発売が近づいています。さらにソニーはマイクロソフトとも提携して幅広い分野でのゲーム事業の拡大を目指しています。PS Plus有料版は会員3600万人。年間3600億円もの売り上げです。また、スマホゲームのフェイトグランドオーダーなどもソニー傘下の会社が手掛けており、スマホゲームでの展開も今後、広げていくと予想されます。
映画などはコロナの影響で上映が遅れ苦戦が強いられていますがコロナ終息と同時に盛り返すでしょうし、音楽などでは家電の技術を応用しVRでのライブ体験なども視野に入れているようです。
本業の家電では、成長分野のBluetooth機器のヘッドホン、イヤホン、スピーカーなどが海外メーカーに押される中、唯一、日本のメーカーとして存在感を保っておりますし、家電の王様であるテレビでもいち早くテレビにアンドロイドを搭載、有機ELの大型テレビの販売など他社よりも一歩先を行く戦略で安定した経営基盤を保っています。
半導体やゲームが好調であり、今後の成長も見込めること。また、それ以外の分野でも大幅な赤字を出すとは考えにくいことが投資家が魅力を感じているところです。
では、今後もソニーの株は上がっていくのか?
個人的には、上がっていくと考えています。しかし、一直線の右肩上がりとは言えませんので、ソニーの株を買うのであれば、少しづつ様子を見ながら下がったら買うといった姿勢が個人的な戦略として考えています。
ドル安局面で急上昇が期待できる銘柄とは
世界的なコロナの影響きによりアメリカではFRBによる無期限の量的緩和や景気支援策などによりお金が市場にジャブジャブ供給されています。
つまり、ドルが市場に大量に流れ込んでいることにより、ドルの価値が低下。ドルが売られている状況です。
こんなドル安局面で注目すべき銘柄はどのような銘柄なのか?
まず、現状として米国株ではいわゆるハイテク株が株価を押し上げています。コロナで大変な状況下であるにも関わらず、ハイテク株だけは市場最高値を更新する企業も現れるなど期待値MAXですね。
しかし、2020年7月末の現在では、このハイテク株にも陰りが見え始めています。理中としては、利確。つまり、ハイテク株を持っていた投資家たちが利益をそろそろ確定させて他の銘柄を物色し始めたと想定されます。
そして、ドル安局面に強い銘柄に乗り換えを検討、模索している最中というわけです。
では、ドル安局面に強い銘柄とはどんなものが上げられるのか?
1つ目は、エネルギー関連銘柄
ドル安が加速すればドル建ての原油価格が上昇することが見込まれます。さらに、エネルギー関連株はコロナの影響をもろに受けて大幅下落から抜け出せていない状態です。コロナワクチンの良いニュースなどとドル安が重なれば一気に上昇する可能性があります。
2つ目が金
金は、すでに2011年につけた1924ドルを上回り、過去最高値を更新しておりますが、ドル安が続くとドル建ての原油のみならず金や銅なども価格が上昇しますから金鉱株なども上昇が予想されます。
3つ目が輸出関連銘柄
アメリカ国外の売り上げが大きな企業です。中国やヨーロッパ、インドやロシアなどへの輸出が好調な企業に注目が集まることが予想できます。
ドル安が続けば、これらの企業に投資家たちは興味を抱くのは間違いありません。しかし、これまで好調であったハイテク株もこれから下降ラインが続くとは考えづらいでしょう。いったんは、調整、利確で下がることが予想されますが、5Gなど将来的に魅力的な企業は多く、長い目で見たら多くのハイテク株はいったん下がっても盛り返すでしょう。
しかし、今は円安局面。コロナワクチンへの期待や開発時期なども踏まえ、エネルギー関連株、金、輸出企業のチャートも注目です。
厳選!おすすめ5G銘柄 5G銘柄はどこまで上がるのか!
5Gとは、通信の超高速化、低遅延、多数同時接続を可能とした次世代通信規格です。
しかし、今の速度で間に合っている。今よりそれほど早い通信規格なんて必要ないと考えている人も少なくはありません。
ですが、5Gは個人消費家のスマホやパソコンに向けただけのものではないのです。
例えば、遅延が少ないというメリットがあるので医療の現場などで活躍が期待できます。東京の医師が地方の医師に指示を出しながら遠隔で手術を行ったり、緊急ヘリ内で医師の指示の元、緊急オペを行うといったことも可能となります。
また、観光バスや観光列車などを自動運転としたり、3D眼鏡でマニュアルを見たり、支持をリアルタイムで仰いだりと労働力不足の解消、労働生産性の向上にも役立つことが期待されております。
それだけではありません。自動車分野での応用、3DやVR、デジタルコンテンツの拡大、テレワークで出来る仕事もどんどん増えていきます。
日本ではおよそ47兆円の経済波及効果が見込めると総務省が試算しております。
しかし、5Gが始まったとはいえ、ぜんぜん良さが実感できてない。周りで使っている人がいないといったこともあるでしょう。
その通りです。5Gが浸透していくのはこれから!ですから、投資する価値があるというわけです。
5Gでは、新たな基地局が必要となります。日本でも5G基地局投資を前倒しする方針を固め、当初2023年度末までに8.4万局以上を整備するという目標から3倍以上の21万局とを目指すとしております。ちなみに4Gの基地局は57万局もあるのでそれ以降も新たな基地局へのインフラ投資は進むと考えられます。
また、5G銘柄を探すのに当たって知っておいた方がよいワードとして『GaNデバイス』というものがあります。実は、4Gは基地局から広い範囲をカバー出来ていたのですが、5Gでは電波の直進性が高く遠くに飛びにくいのです。そこで、基地局のなかで電波を増殖するGaN(窒素ガリウム)デバイスというものが新たな需要を創出するだろうと考えらえています。
さらに『ローカル5G』という言葉も知っておいた方がいいでしょう。
通常の通信会社が全国で展開する5Gサービスに対して、地域や建物内、敷地内での自営5Gネットワークのことでこれには無線局免許が必要となる上、ソフトウェアやウイルス対策などが必要となります。
長々と説明に及びましたが結論、どこの5G銘柄がおすすめなのか?
まずは、アンリツ。早い段階から5G分野に取り組んでおり株価はすでに上がっておりますが、今後の上昇も期待できます。このアンリツが大本命でしょう。
その他、5G関連銘柄として注目度が高いものでは、アルチザネットワークス、日本アンテナ、原田工業、santec、PALTEK、双信電機、大真空などです。
システム開発関連ではアイ・エス・ビーやアイレックス、ミライト・ホールディングス、コムシスホールディングスなども5Gで注目の銘柄です。
また、一時下がってしまっておりましたが、ネクストジェン、フェローテク、サイバーコム、ETSホールディングス、TDCソフト、大井電気なども復活するのではないかと期待されています。
ただし、いくら5G銘柄といっても斜め一直線に上がっていくわけではありません。調整を繰り返し、上がり下がりを繰り返しながら上がっていくでしょう。一気に上がった株は調整でいったん落とされることも想定されます。
いずれの銘柄にせよ2~3年という長期的な目線で買い時を探っていくのが良いと思います。
もはやクソ株!日産株は今後どうなる?
日産自動車の2019年4月から2020年3月までの決算が2020年5月28日に発表されました。結果としては、11年ぶりの赤字に転落。6712億円もの赤字です。
とはいえ、世界の日産。持っていればいずれ上がるのでは?とお考えの方も多いかもしれません。実際のところどうなのでしょうか?
日産という会社は、当然のことながら自動車販売の会社です。また、それと同時に金融でも利益を得ています。車を買った時のローンですね。
車の販売が不調であっても金融の方は安定して利益を出しておりました。しかし、今は、世界的な低金利。日本では比較的もともと金利が安いですが、世界的に金利が安いので金融の方も苦戦が予想されます。
また、コロナの影響で世界的に消費が鈍っている状況。車の販売が急激に上がるというのも難しいでしょう。
さらにいえば、株価のチャートが厳しい・・・。
下降トレンドです。このまま、330円あたりで大きな買いが入ることも予想されますが、それを下回ると330円付近で買いに入った人たちが損切りを考えるでしょうから、ずるずる下がっていく可能性があります。300円を割ることも想定していてもいいでしょう。
しかし、コロナが収束し、自動車株が軒並み上昇傾向がみられてくるようになれば、日産の株価もつられて上がっていくでしょう。
日産は、今まで新車を出すまでのサイクルが遅いなどといわれておりましたが最近では、それも改善されつつありますし、魅力的な車が多く、ファンも世界中におります。
長期的に見れば700円程度までは上がると考えております。
ただし、今は完全な下降トレンド。個人としては、急いで買いに入るという局面ではないと考えます。